『褒めて教えるトレーニングって、オヤツをいっぱい上げるんでしょ?
太るんじゃない?』
とか
『飼い主のいう事を聞いているんじゃなくて、
オヤツにつられてやっているだけでしょ?』
という疑問が結構あります。
まず、太るかどうかについてですが、実際に解決方法はたくさんあります。
また、太るケースは少ない事について、今日はお話ししていきたいと思います。
①ドッグフードを使う
一日に食べるドッグフードの10%くらいを利用して、トレーニングしていく方法があります。これなら、一日に食べる量は同じなので、太りません。
②あげるオヤツは、小さい
実際にトレーニングに使用するオヤツは、とても小さいものを利用します。
例えば、私があげるオヤツの大きさですが…
こんなに、小さなものです。
だいたい5mm角くらいのオヤツです。
小さいオヤツを利用する事には理由があります。
・トレーニングは、テンポ・リズムが大事
一定のリズム・テンポで、トレーニングを進めます。
♪はい!出来た!『ヨシ!』⇒ オヤツ♪ ♪はい!出来た!『ヨシ!』⇒ オヤツ♪
という風に、リズミカルに、テンポ良く、トレーニングは進めます。
そうすると、犬はリズムに乗って、ノリが良くなってきます。
モチベーションも、気持ちが上がって、良くなってくるんです。
トレーニングの際に、大きなオヤツを利用すると「モグモグ」「カミカミ」とする時間は
無い方がいいんです。テンポが悪くなっちゃいます。それで、調子がずれてきちゃうんですね。犬の気持ちを上げてあげて、ノリノリでトレーニングを進める方が、犬も気持ちが乗ってくるんです。そのために、ひとくちで「パクっと」食べられるオヤツを使用してください。
・犬は回数が多い方が嬉しい
犬は、一万円札よりも、一円玉がいっぱいが好きです。
つまり、回数たくさんオヤツもらえる方が嬉しいんですね!
「また、もらえた!」「また、もらえた!」「また、もらえた!」・・・と
どんどん気持ちが上がってきます。これがとても重要です。
・トレーニングは回数が多い方がいい(しかし15分以内)
トレーニングは、繰り返しが重要です。何回もやることが大切なんです。
(犬の経験の量で結果は現れる)ので、
小さなオヤツで、繰り返しやることがとても重要です。
また、オヤツに釣られて、やっているだけなのかどうかについて・・・
犬のトレーニングでは、段階を経て、オヤツをあげる量を減らしていきます。
最終的には、褒め言葉だけで、犬が飼い主のコマンドに従うようになることが
最終ゴールです。
実は、犬にとって、最大の報酬は、飼い主の誉め言葉なんですね!
ですから、決して、目の前にオヤツがあるからやってるわけではないんです。
もちろん、期待値の中にオヤツがもらえる事もあることでしょう。
では、例えば、人間の場合。
お友達に
『引っ越し手伝って!100円、あげるからさー』
と言われた場合と
『引っ越し手伝って!10000円、あげるからさー』
と言われた場合。
あなたなら、どちらの方がやる気が出ますか?
当然、10000円ですよね!?
『10000円?やる!やる!なんなら、車も出しちゃうよ♪』なんて、ノリノリでお手伝いすることでしょう。
犬も一緒です。動物は、すべて報酬を得ようとする行動を生得的に持っています。
本来的に、報酬に対して良い印象を持つ生き物なのです。
また、お給料日やボーナス支給の日は、会社に行くのも、体が軽ーい!嬉しいなーって感じじゃないですか!?報酬が気持ちや体に対して、良い影響を与えているんです。
私たちも、一緒です。楽しくトレーニングをしていくために、オヤツを活用することは、決して卑しいことではありません。むしろ、自然の摂理に近いと思います。
一日のうちで、あげるオヤツは喜びの時間です。
美味しいオヤツを食べることは、私たち人間にとっても、生きる喜びの一つです!
ぜひ、トレーニングと合わせてオヤツをあげることで、
より楽しい充実したオヤツ時間にしてあげてください。
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