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執筆者の写真もふもふ ペット・サービス

褒めて教えるトレーニングのメリット①

更新日:6月23日


さて今回から【褒めて伸ばすトレーニング】を利用したしつけ方のメリット・デメリットについて、お話ししていきたいと思います。


皆さんは、犬のしつけ方法について、知っているものはありますか?

『犬のしつけって、叱らないといけないんじゃないの?』という方、結構多いと思います。


そうなんです。昔は【叱って教えるトレーニング】を使って、犬にしつけをする方法が主流でした。例えば、トイレを失敗したら、そこに犬の鼻面を押し付けて、丸めた新聞紙かなんかでバンバン叩きながら『いけないっ!』などと叫ぶというような方法ですね。


この【叱って教えるトレーニング】というのは、そもそも軍隊で軍用犬を訓練する方法を利用して、しつけに応用してきた手法なんですね。

戦後から、70年代~80年代ごろまでは、戦時中の影響を引きずったまま、犬の訓練というのは軍隊方式でやるというような文化が形成されていたわけです。


80年代~90年代ごろ【褒めて育てるトレーニング】は生まれ、今日まで急速に発展してきました。その背景には、犬を飼う事の目的が変化してきたという社会的背景もあると思います。


私たち、飼い主が、愛犬に求めるものが、昔と今では大きく変わってきています。

私たちは、犬に仕事をして欲しいわけではなく、番犬をして欲しいわけでもありません。


愛犬には、家族の一員として、平和で穏やかな生活を共に過ごす仲間でいて欲しいと望んでいる飼い主さんの方が、いまや、ほとんどなのではないでしょうか?


つまり現代で、犬を育てて成長させていく過程では、かつてと求められているものが変わってきているという事実がそこにはあります。


例えば、知らない人や、知らない犬に対しても、過度に吠えたてたり、過剰に反応するのではなく、平然と共存できること。

ドッグ・ランや、ドッグ・カフェに連れて行っても、落ち着いて共に過ごすことが出来ること。

トリミングや動物病院に行っても、過度に怖がらずに、我慢が出来ること。


数え上げればきりがありません。昔と比べると、犬の生活というものも、かなり変化してきたという社会的背景があります。これは時代の変化です。


そのなかで、人間との良好な関係を育み、私たち人間社会のなかで、平和に穏やかに生活するには【褒めて育てるトレーニング】が、非常に親和性が高いのです。

現代の生活に、非常にマッチしたトレーニング方法・しつけ方と言えると思います。


次回は、どうして【褒めて育てるトレーニング】を利用したしつけ方が犬の健康に役立つ理由についてお話していきたいと思います。



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